獣医師インタビュー
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動物病院インタビューに学ぶ「働きやすい文化」の見分け方3つの視点

せっかく働くのならば、いい環境でいい仲間たちと毎日楽しく働きたい、と思うのは誰しもに共通した願いではないでしょうか。
しかし、自分にとってこの職場が合っているのかどうか見極めるのは簡単なことではなく、実際に働いてみないとわからないと感じている方も多いかと思います。
今回は実際の動物病院へのインタビューから、自分にとって「働きやすい環境」の見分け方を深堀していきます。
スタッフの定着率は「在籍年数」で見える
転職を考える際、一つのポイントとなるのが、スタッフの在籍年数。
「兵庫ペット医療センターグループ」へのインタビューを参考に考えてみましょう。
なぜ在籍年数を見るのか
在籍年数は、スタッフの定着率と関わっているためです。
在籍年数が長いスタッフが多いということは、それだけ辞めることよりも「続ける」ことにメリットがあるからだという判断ができます。
実際に兵庫ペット医療センターへのインタビュー内でも「入社10年を超えるスタッフもたくさん在籍」と答えています。
大きな病院では、スタッフの入れ替えが激しい場合も少なくありません。
そんな中で長く働いているスタッフが多いのは、働く環境がいい証と言えるでしょう。
ベテランのスタッフが多くサポート体制が整っているため、新人獣医師も安心して働きやすいのではないかと考えられます。
いざ実践!
ではどのように在籍年数が長いのか確認すればいいのでしょうか。
在籍年数が長いスタッフの有無を聞いてみる
求人票や面接では、病院に対しての質問や疑問を尋ねてくれることが一般的です。
そのような機会に、「在籍年数が長いスタッフはいますか」と聞いてみましょう。
実習・見学にいった際にスタッフに直接聞いてみる
もちろん求人票だけで決める場合もあるかと思いますが、多くの転職希望の方は実際の病院の雰囲気を感じ取れるように実習や見学にいくことも多いかと思います。
すでに述べたように面接や求人票で聞くことも可能ですが、実際に現場で働いている人に聞くこともとても有益な情報になります。
率直な意見をもらえることが多いので、「どのぐらいここで働かれていますか?」と聞いてみましょう。
みなさん丁寧に答えてくれるはずです。
教育体制は「学び続けられる仕組み」に表れる
獣医師として働くことは何もお金を稼ぐだけが目的ではありません。
獣医師は常に勉強だと筆者は思っています。
新しい薬、治療法、考え方…医療は常に日進月歩。
私たちはその進歩についていく必要があります。
ですので、いい環境には「学び続けられる仕組みがあるか」「教育体制はととのっているのか」という点も大事な視点の一つになります。
なぜ教育が必要なのか
医療は日進月歩、常に新しい知識のアップデートが必要です。
また新人獣医師や、経験が少ない獣医師、ブランクのある獣医師にとって獣医師として学ぶ機会があることはとても重要なこと。
昔ながらの「背中を見て覚えろ」という根性も大切ですが、例えば興味のあるセミナーに参加することがモチベーションにつながることがあります。
また、自分の症例について気軽に相談できる環境があれば、一人で抱え込まず心理的な負担も軽くなるでしょう。
その結果、患者さんにもより良い医療を提供できるというメリットがあります。
ですので、「学び続けられる環境」であることも大きなポイントとなってきます。
いざ実践!
実際の実習や見学ではなかなかそこまで見えてこないもの。
どのような点に注目したらいいか考えてみましょう。
動物病院へのインタービューを参考にすると、それぞれの動物病院で教育体制に特色があります。
例えば、
- セミナーや学会への積極的な参加/補助
- 定期的な症例検討会や院内勉強会
- 外部機関への研修の機会
- 段階的なステップアップ
- 専門医からの直接指導の機会
などです。
多くの動物病院は、セミナーや学会への参加を積極的に推奨しており、全額または一部の費用も負担してくれます。
新人獣医師や経験の浅い獣医師にとって、いきなり難しい症例に挑戦することは、成長につながる場合もありますが、大きな負担になることも少なくありません。
そのため、無理をさせず、獣医師それぞれのペースに合わせて段階的にステップアップできるようサポートしてくれる病院もあります。
ですので、面接や実習では教育体制について以下の点について確認しましょう!
- 研修費(セミナーや学会の費用)補助について
- どのようにステップアップができるか
- 院内勉強会もしくは症例検討会などの有無
これらを具体的に聞いてみることで、実際の教育体制を知ることができます。ぜひ遠慮せず聞いてみてください。
職場の雰囲気は「院内コミュニケーションの仕組み」に表れる
どこの職場でも大事なのは人間関係です。いくら動物を相手にしている私たち獣医師も、働く環境は人間同士のつながりが大事な環境を作っています。
これは精神的にも身体的にも働くうえで一番大切にすべきものではないでしょうか。
なぜ院内コミュニケーションが大切なのか
獣医療は「チーム医療」です。
獣医師1人ではなにもできません。
動物病院全体のスタッフがそれぞれの役割を持って協力し、はじめていい医療を提供できるのです。
そのためには、スタッフ間のコミュニケーションはかかせません。
例えば、実際のインタビュー記事より、みやざき犬と猫の病院では、定期的なミーティングや交流会を通じて意見交換行う場を設けたり、兵庫ペット医療センターグループでは、院内勉強会や方針発表会などを利用し、人数が多いからこそグループ院内全体のスタッフがコミュニケーションを取りやすい環境を作っています。
これは、医療を行ううえで患者さんに対しても大きなメリットになります。
またエマージェンシーなど予想外のことが起こった時も、普段からしっかりスタッフ間で意思疎通ができていれば、スムーズな対応を行うことができるのです。
さらに、医療の面だけでなく、精神的な部分にとってもとても重要です。
獣医師は命を扱う職業です。
もちろんとても尊いものではありますが、その一方で心をすり減らしてしまう場面も多くあります。
その中でやはり仲間と支えあい、共感しあうという環境は心も支えてくれます。
いざ実践!
面接や実習・見学では、実際にスタッフ同士がどのように情報共有をしているか聞いてみましょう!
またもし見学や実習の際に余裕があれば、
- 雑談をして笑いあってる(もちろん診療などの合間です)
- 院内ミーティングなどスタッフ全員が集まるタイミングがあるのか
- 職種にかかわらず、「報・連・相」がしっかりできている
などもポイントになりますので観察してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は実際の動物病院へのインタビューを参考に、「働きやすい環境」を見分けるために3つの視点から考えてみました。
自分の理想の病院を見つけることは本当に難しいと思います。
自分自身が望むすべての条件をクリアできる完璧な職場環境はなかなかないかと思いますが、少しでもいい環境で、そして自分の力を思いっきり発揮できる病院で働けたらいいですよね。
今回は3つの視点に絞って考えてみましたが、ぜひ実際の転職・就職活動で活かしていただけたらうれしいです。
この記事が誰かのお役に立てたら幸いです。

