動物病院の経営2022.02.05

動物病院向け診療予約システムを紹介

動物病院の診療予約もオンライン化が進んでいます。これによって、利用者は24時間いつでもどこからでも病院の空き状況を把握し、任意のタイミングで診療予約ができるようになりました。

今回は動物病院向けの診療予約システムを紹介します。

目次

  1. 動物病院向け診療予約システム3選
  2. オンライン予約システムのメリット・デメリット
  3. まとめ

動物病院向け診療予約システム3選

メディカル革命 byGMO for 動物病院
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インターネットサービス大手のGMOグループが提供するオンライン診療予約システムです。
メディカル革命 byGMOは、ペットの種類や品種ごとに、時間枠や選択できる治療内容などの設定をすることができます。飼い主は予約サイトでペットの種類を選んで予約するだけです。適切な治療時間が確保され、治療の選択肢もペットごとに設定することができます。
また、多くの電子カルテメーカーとの連携実績があり、電子カルテから既存の診療データの取り込みが可能なため、システム導入後もスムーズに治療が行えます。

アポクル予約ペット
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動物病院検索サイト「Calooペット」を運営しているカルー株式会社が提供する予約システムです。
初期費用無料、2ヶ月の試用期間、その後も月額1万円〜の利用料で安価に導入することが可能です。継続して利用するシステムなので、ランニングコストは抑えられるに越したことはありません。
飼い主に予約時にペット情報を事前入力してもらう仕組みもあり、来院に先立ってペットの情報や症状を確認することもできます。シンプルな操作感を重視しており、普段オンライン予約を使い慣れないような方でも利用しやすい作りになっています。

STORES 予約
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ヘイ株式会社が提供する予約システムです。予約管理、顧客管理、決済までの幅広い範囲に対応したシステムで、フリープランも用意されているため、「まずはオンライン予約システムを試したい」という方にもおすすめできます。
キャンセル待ち設定機能もあり、急に枠が空いたときにはキャンセル待ちリストに自動でメールを送信することができ、効率よく集患を行うことができます。
使用感の確認をサービス紹介ページで行うことができるため、事前にどのように飼い主さんに見えるのか、ということも確認することができます。

オンライン予約システムのメリット・デメリット

オンライン予約システムのメリット

オンライン予約システムの主なメリットは次の3つです。

・予約受付、事務処理の効率化
・来院を促すことができる
・決済機能やカート機能も利用できる

予約受付、事務処理の効率化
従来、予約受付は電話や直接の来院などがほとんどであり、多くの対応時間を割く必要がありました。また有人対応の場合、24時間の受付は現実的ではないため、飼い主の好きなタイミングで予約を入れるということができないため、機会損失が発生している可能性がありました。

オンライン予約システムを導入することで、予約管理を自動で行うことができるため、24時間受け付けることも可能です。また顧客情報が自動的にシステム上に蓄積されていくため、紙で管理を行うよりも情報の呼び出しを用意に行うことができます。

来院を促すことができる
オンライン予約システムではアプリの提供をしていたり、メールアドレスの取得をできるものがほとんどであるため、一度情報を登録した飼い主に対して定期検診のお知らせや、予約前日や当日のリマインドなどを自動で行うことができます。これにより、人手を介して集患を行う必要がなくなり、効率的に稼働率をあげることが可能です。

決済機能やカート機能も利用できる
システムによっては、サービスの付帯機能として決済機能や、ペットフードの受発注ができるカート機能があるものもあります。
事前に決済を行うことや、現金でありがちな金銭授受のミスなどの手間から解放されるため、細かい作業で手間取ることがなくなります。
またペットフードの事前予約などもできるシステムもあるため、在庫の管理が行いやすくなり、業務効率に加え、物販の管理にも役立ちます。

オンライン予約システムのデメリット

オンライン予約システムの主なデメリットは次の3つです。

・予約をオンラインのみに一本化することは難しい
・ランニングコストが発生する
・浸透させるために発生する労力

予約をオンラインのみに一本化することは難しい
オンライン予約システムを導入したとしても、すべての予約をオンラインから行うことは現実的ではないため、一部電話での対応などは残ってしまうでしょう。
動物病院に来院される方のリテラシーは様々であり、すべての人がオンライン予約ができるわけではありません。そのため、7割はオンライン予約、3割は電話予約、などのように2重の管理が発生する可能性は高いと言えます。
顧客情報はシステム上に一元管理ができるので、その分手間は減りますが、システムに転記する手間は残ります。

ランニングコストが発生する
サービスの利用対価として月額で費用が発生したり、決済機能を利用する場合、決済金額に対しての手数料が発生したりなど、意外と費用がかさむ可能性があります。
コストを計算してみて、システムを利用することで収益率が向上することが見込めるのであれば導入するべきですが、導入することで利益が減るようであれば導入は難しいでしょう。
とりあえず利用するだけであれば無料〜始められるものもあるので、トライアルを申し込んでみるのも一つの手段です。

浸透させるために発生する労力
新しい仕組みを導入する際には一般的に言えることではありますが、病院のスタッフおよび病院の利用者に仕組みが浸透するまでには一定の労力が発生します。
システムをホームページに組み込んだり、スタッフに利用方法を覚えてもらったりと特に導入当初は普段以上に負担が増加する可能性はあります。サービス提供企業などに協力を仰ぎながらすすめることで、負担は軽減されますので、積極的に相談してみると良いでしょう。

まとめ

近年、オンライン診療予約システムを利用している動物病院は増加しています。しかし様々なサービスが各社から提供されており、それぞれ機能や料金が異なっています。
自院ではどのような機能が必須で、どのくらいの料金であれば費用対効果が見込めるのか、事前に要件を定義して、比較検討することが重要です。

本記事を参考に、様々なサービスを検討してみることをおすすめします。

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