獣医師の資格2025.01.28
【令和7年2月実施】 第76回獣医師国家試験の試験情報
今年度の獣医師国家試験まであと1ヶ月になりました。インフルエンザの感染が今までにないほど拡大している今年、受験生の皆さんは体調管理に気をつけながらラストスパートに取り掛かっている頃でしょう。
第76回獣医師国家試験の日程や試験会場、出題内容、合格発表の時期と方法、過去の獣医師国家試験の受験者数と合格率などをまとめました。参考にしてください。
第76回獣医師国家試験の日程と時間割
獣医師国家試験は、2日に渡って午前・午後に分けて実施されます。
1日目
令和7年2月 12 日(水) 10:00~17:20
10:00~12:00 学説試験(A)
13:30~14:20 必須問題試験
15:20~17:20 学説試験(B)
2日目
令和7年2月 13 日(木) 10:00~15:30
10:00~12:00 実地試験(C)
13:30~15:30 実地試験(D)
試験会場
試験は、北海道、東京、福岡の3会場で実施されます。
試験会場 | 住所 |
---|---|
北海道 | 北海道札幌市中央区北4条西5丁目 アスティ45 16階 会議・研修施設ACU |
東京 | 東京都江東区有明3-5-7 TOC有明 |
福岡 | 福岡県福岡市博多区博多駅前4-2-25 代々木ゼミナール福岡校 |
出題内容と出題数
各試験教科の出題内容は以下のとおりです。
必須問題(50問)
「獣医療の基本的事項」及び「獣医学の基本的事項」、「衛生学に関する事項」、「獣医学の臨床的事項」のうち重要な事項
学説試験A(80問)
「獣医療の基本的事項」及び「獣医学の基本的事項」
学説試験B(80問)
「衛生学に関する事項」及び「獣医学の臨床的事項」
実地試験C(60問)
原則として「衛生学に関する事項」、「獣医学の臨床的事項」について、獣医療現場で実際に起こり得る症例・事例に関する基本的かつ重要な事項
実地試験D(60問)
原則として「衛生学に関する事項」、「獣医学の臨床的事項」について、獣医療現場で実際に起こり得る症例・事例に対する対処方法等の総合的な事項
試験問題数と回答方法
必須問題に関する試験は 50 問、学説に関する試験は 160 問、実地に関す る試験は 120 問で合計 330 問です。 回答形式は、全て筆答による多肢選択方式(マークシート)です。
合格発表
令和7年3月 12 日(水)午前 10 時
農林水産省ホー ムページに受験番号が掲示されます。
過去の獣医師国家試験の結果
農林水産省が公表している、過去6年間の獣医師国家試験の結果です。受験者および合格者数は、新卒、既卒、その他(獣医師法第12条第1項第2号又は第3号に該当するもの)の合計で記載しています。
回次 | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率 | 新卒のみの合格率 |
---|---|---|---|---|
第75回 | 1,394 | 1,013 | 72.7% | 84.4% |
第74回 | 1,254 | 877 | 69.9% | 81.1% |
第73回 | 1,196 | 960 | 80.3% | 88.6% |
第72回 | 1,146 | 953 | 83.2% | 92.1% |
第71回 | 1,183 | 1,023 | 86.5% | 94.2% |
第70回 | 1,141 | 942 | 82.6% | 91.7% |
まとめ
令和7年2月に実施される第76回獣医師国家試験について、詳細をまとめました。
・今年度の獣医師国家試験は、2月12日(水)、13日(木)に北海道、東京、福岡の3会場で実施される。
・出題数は全330問で全てマークシート形式で回答する。
・合格発表は3月12日(水)10時に農林水産省のホームページで行われる。
・過去6年のデータでは、ここ2年は合格率がやや低めの傾向にある。
受験生の皆さんは、今追い込みに大変な時期ですが、体調に気をつけて本番を迎えられるように頑張ってください。