獣医師の転職2025.03.05

獣医師の面談対策 希望就職先ごとにマナーや注意点を解説

動物病院の実習・就活や、企業での採用試験で、自分を上手にアピールすることは、就活を有利にすすめるうえで大事なポイントです。

この記事では、動物病院と企業という2か所の就職先において、実習や就活でのマナーやルール、注意点を解説します。これから、校外実習や就活をスタートさせる方は参考になさってください。

目次

  1. 動物病院の実習・就活
  2. 企業との面談対策
  3. まとめ

動物病院の実習・就活

現在、獣医学科の卒業生の最も多い就職先は小動物病院です。実習や就活で動物病院を訪問する時の持ち物やマナーなどの注意点を解説します。動物病院では、企業の採用試験のように改まった面談は設けられないかもしれませんが、院長と2人で就職に関する話をする機会はあるでしょう。自分の希望や熱意をしっかり話せるようにしましょう。

期間は、就活なら3日、低学年の実習なら1週間程度


実習の場合は、様々な症例に触れて経過を追っていくことが自分の学びになります。そのため、可能であれば1週間程度の実習をお願いしましょう。就活は、この動物病院が自分に合うかどうかを判断するのが目的であり、また1つの病院に多くの時間をかけられないため、3日程度がおすすめです。

持ち物


動物病院に行く時は以下のものを持っていくようにしましょう。

・履歴書
・履物
・白衣やスクラブ
・メモと筆記用具

低学年のうちの実習であっても、他の獣医師との話のネタにもなりますので、履歴書は持参しましょう。履物は動きやすいようかかとのあるものがおすすめです。白衣やスクラブは、刺繍や汚れ等のない清潔なものを用意し、形や色は問い合わせましょう。

実習中の注意点


実習中に事故や思わぬトラブルに繋がらないよう、気を付けてほしいポイントです。

・メモを取る
・勝手に動物に触らない
・飼い主にアドバイスはしない

習ったことや疑問点は必ずメモを取り、昼休みなどの空き時間にまとめて質問しましょう。具合の悪い動物は気が立っているので、手を出すと思わぬ事故につながることもあるので、勝手に動物に触ってはいけません。また、自分の立場をわきまえ、もし飼い主に治療について質問されたら勝手に答えず、必ずスタッフにつなぎましょう。

企業との面談対策

企業訪問や採用試験では、グループ討論や面接など、自分をアピールする場が設けられています。

服装は一般的な面談のマナーに従う


動物病院と違って、こちらはスーツ着用です。カバンは、リュックなどカジュアルなものではなく、A4の書類が入るビジネスバッグを使いましょう。時間はスマホではなく腕時計で確認するようにしましょう。待ち時間にスマホをいじっているのはあまり印象が良くないので、面談会場に入ったらスマホはマナーモードにして触らないようにしましょう。

集合時間のルール


遅刻は厳禁ですが、会場の準備も考えると早すぎる到着も考えものです。集合時間の15分前を目安に会場に入りましょう。挨拶はしっかりして、相手の目をよく見て話をしましょう。

熱意をアピール


獣医師枠の面談だからといって特別なことをする必要はありません。獣医師、獣医学生という時点である程度の学力は保証されているので、あとは「この人を採用したい」と思ってもらえることが成功の鍵となります。

「自分を採用してもらえたらどんなことに貢献できるのか」といった熱意を示していきましょう。

まとめ

動物病院での実習と就活、企業での面談におけるマナーや注意点、面談でのアピールすべきポイントを紹介しました。

  • 動物病院での就活は3日、実習は1週間程度が目安。
  • 診察室にも見学に入るので、綿パンなど動きやすく清潔感のある服装で。
  • 勝手に動物に触ること、飼い主へのアドバイスは厳禁。
  • 企業との面談の服装やマナーは一般的な面談のルールに準ずる。
  • 「この人と働きたい」と思ってもらえるよう熱意をアピールする。

コミュニケーション能力や熱意はどの職場に就職するにも必要なことです。希望の就職先の内定がもらえるように努力してみてください。

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